会長挨拶

第87回日本皮膚科学会東部支部学術大会
会長 天野 博雄(岩手医科大学皮膚科学講座)

この度、令和5年9月30日(土)、10月1日(日)に盛岡市民文化ホール(マリオス)およびいわて県民情報交流センター(アイーナ)において第87回日本皮膚科学会東部支部学術大会を開催いたします。
本学会では、「進化する皮膚科学〜過去を振り返り未来へつなげる〜」というテーマで、これまでのエビデンスデータから押さえておくべき基本を振り返り、さらに今後の展望や我々の目指す到達点が明確になる学会となるべく、魅力的なプログラムを準備しております。特別講演は2人の著名な先生にお願いしております。お一人目は、日本大学理事長であり、小説家、エッセイストの林真理子先生、お二人目は、新型コロナ対策分科会会長の尾身茂先生です。両先生ともテレビではしばしばお話しを聞きますが、直接の講演となるとワクワク感が出てくるのは私だけでしょうか?海外招聘講演はイスラエルTel Aviv University教授のYoseph A. Mekori先生に肥満細胞に関するご講演をお願いしました。

さて、学会開催の季節、岩手は観光に最適です。丁度この原稿を作成している時に、ニューヨークタイムズで2023年に行くべき52か所の一つとして盛岡が選ばれました(ロンドンについで2番目ということで、盛岡市民は驚いています・・・)。中心部に観光・グルメスポットが集約されており、楽しく街歩きができる都市となっております。是非学会参加に加えまして、市内観光、また八幡平などにも足をのばされることもお勧め致します。岩手の海山の幸、盛岡三大麺(わんこそば、じゃじゃ麺、冷麺)なども楽しんで頂けたらと思います。

本学会において多くの活発な議論がなされ、先生方の診療の一助となる実りある会となるべく全力で取り組んで参ります。是非とも、皮膚疾患診療を担う様々なお立場の先生からの多くの演題の登録とご参加をお願い申し上げます。開催形式は新型コロナウイルス感染症の状況により今後判断していきますが、現時点では現地開催を中心とし、あわせてハイブリッド開催を予定しております。多くの皆様にご参加いただき実り多い学会になりますよう、教室員一同心よりお待ち申し上げております。